投資の元本割れが怖い人へ|損する確率と「それでも始めるべき理由」をデータで解説

窓辺で考え込む日本人男性の横顔 資産運用の基礎知識

UNDERSTANDING INVESTMENT RISK

投資の元本割れが怖い人へ
損する確率と「それでも始めるべき理由」
をデータで解説

元本割れの確率は「投資期間」で劇的に変わる。
データを知れば、怖さの正体が見えてきます。

元本割れ 確率 投資 リスク データで検証

「投資で元本割れしたらどうしよう」「せっかく貯めたお金が減るのが怖くて踏み出せない」「元本保証のない商品にお金を入れるなんて信じられない」元本割れへの恐怖は、投資を始められない最大の理由です。僕自身、銀行員として8年間お客さんに投資信託を販売しながら、自分のお金は一切投資に回せませんでした。「お金は減らさないもの」という幼少期からの価値観が、プロとしての知識を上回っていたのです。この記事では、元本割れの「実際の確率」をデータで検証し、怖さの正体を明らかにしたうえで、それでも投資を始めるべき理由と、元本割れリスクを最小化する具体的な方法をお伝えします。

この記事でわかること

  • 投資期間別の元本割れ確率(1年・5年・10年・15年・20年)
  • 元本割れが起きる「仕組み」と、なぜ時間がリスクを消すのか
  • 「元本保証」の商品が実は安全ではない理由
  • 元本割れリスクを最小化する5つの具体的な方法
  • 元銀行員が実際に元本割れを経験して学んだ3つの教訓
  • 元本割れしても「やめないほうがいい」データ上の根拠

藤井拓也より(元メガバンク行員・2級FP技能士)

2022年のある夜のことです。深夜2時にスマホで証券口座を開いたら、マイナス23万円の文字が光っていました。市場の下落で、僕の積立投資が元本割れしていたのです。

頭ではわかっていました。「これは一時的な下落だ」「長期で見れば戻る」「銀行員時代にお客さんに何百回と言ったセリフだ」。でも自分のお金がマイナスになっている画面を見ると、指が勝手に売却ボタンに伸びた。翌朝、耐えきれずに全て売却しました。

その後、市場は回復しました。売らなければプラスに転じていた。23万円の損失は「元本割れ」が確定した瞬間ではなく、「自分が売却した瞬間」に確定したのです。この経験から学んだことを、全部書きます。

元本割れとは?仕組みをシンプルに理解する

元本割れとは、投資した金額(元本)より現在の評価額が低い状態のことです。100万円投資して評価額が90万円なら、10万円の元本割れ。

ここで最も重要なポイントがあります。元本割れは「売却するまで確定しない」ということ。

用語 意味 損失は確定しているか
含み損(評価損) 保有中の投資商品の評価額が購入時より下がっている状態 確定していない(まだ売っていない)
確定損(実現損) 損失が出ている状態で売却し、損が確定した状態 確定している(もう戻らない)
含み益(評価益) 保有中の投資商品の評価額が購入時より上がっている状態 利益は確定していない(売るまで「絵に描いた餅」)

僕が2022年に経験したのは、「含み損」の状態で売却して「確定損」にしてしまったケース。売らなければ「含み損」のまま。そして市場が回復すれば「含み益」に変わっていた。元本割れは「売る」という行動によって初めて確定するのです。

つまり

元本割れのリスクは「投資する」リスクではなく「途中で売る」リスクです。長期投資で持ち続ける限り、一時的な元本割れは「紙の上の数字」に過ぎません。この認識の違いが、投資で成功する人と失敗する人の分かれ目です。

データで見る|投資期間別の元本割れ確率

元本割れの確率は、投資期間によって劇的に変わります。全世界株式インデックス(MSCI ACWI)の過去データに基づく元本割れ確率を見てみましょう。

投資期間 元本割れ確率 最大損失率 平均リターン リスク評価
1年 約30〜40% -48% +9% 高リスク
3年 約20〜30% -30% +8% やや高リスク
5年 約15〜20% -7% +8% 中リスク
10年 約5〜10% -1% +7% 低リスク
15年 ほぼ0% +2% +7% 極めて低リスク
20年以上 0%(過去データ上) +3% +7% 過去実績上ゼロ

このデータが示す事実は明快。投資期間が長くなるほど、元本割れの確率は急速にゼロに近づく。1年では約30〜40%の確率で元本割れしますが、15年以上ではほぼ0%。20年以上に至っては、過去のどのタイミングで始めても元本割れしたケースはありません。

つまり、「元本割れが怖い」の正体は「短期的な値動きが怖い」ということ。15年以上の長期投資を前提にすれば、元本割れの恐怖はデータ上ほぼ消えるのです。

なぜ投資期間が長いと元本割れしにくくなるのか?

理由は3つあります。

世界経済は長期的に成長するから

世界のGDPは過去50年で約10倍に成長。人口増加・技術革新・生産性向上により、短期的な景気後退を挟みながらも右肩上がりを続けています。15年以上投資すれば、この成長トレンドに乗れる確率が極めて高くなります。

短期のノイズが平均化されるから

1年間の株価変動はほぼランダム。上がるか下がるかは誰にもわからない。しかし10年、15年と期間を延ばすと、ランダムな短期変動が相殺され、経済成長という「シグナル」が浮かび上がります。時間が短期のノイズを消してくれるのです。

ドルコスト平均法が「安い時に多く買う」から

毎月定額で積立投資するドルコスト平均法を使えば、価格が下がった時に自動的に多くの口数を買えます。暴落は「安い仕入れができるバーゲンセール」になる。長期で続けるほど、安い時に仕入れた口数が平均購入単価を押し下げ、元本割れのリスクをさらに軽減します。

データを分析するノートパソコンの画面と資料

「元本保証」の商品が実は安全ではない3つの理由

「元本割れが怖いから、元本保証の商品にしておこう」この考えは一見合理的に見えますが、「元本保証=安全」は大きな誤解です。

1

インフレで「実質的な元本割れ」が起きる

普通預金の金利は0.001〜0.1%。一方、物価上昇率(インフレ率)は2〜4%。お金の額面は変わらなくても、買えるモノの量が毎年減っていく。これは「数字上の元本は保証されているが、価値は保証されていない」ということ。

年数 貯金1,000万円の額面 実質的な購買力(年2%インフレ時) 実質的な「目減り額」
現在 1,000万円 1,000万円 0円
10年後 1,000万円 約820万円 -180万円
20年後 1,000万円 約672万円 -328万円
30年後 1,000万円 約552万円 -448万円

30年後、額面は1,000万円のままでも、実質的な価値は552万円。448万円が「見えない元本割れ」として消えている。元本保証の商品は「額面を守る」が「価値を守る」わけではないのです。

2

機会損失「得られたはずのリターン」を失う

1,000万円を30年間、普通預金(年利0.001%)に置いた場合と、全世界株式インデックス(年利5%)で運用した場合を比較します。

普通預金(年利0.001%)

30年後:1,000万3,000円
増加額:約3,000円

全世界株式(年利5%)

30年後:約4,322万円
増加額:約3,322万円

差は約3,319万円。「元本保証で安全」を選んだ代償として、30年で3,319万円の機会損失。元本割れは怖いが、「何もしない損失」はもっと大きいのです。

3

「元本保証」にもリスクはある

預金保険制度により、銀行預金は1金融機関あたり元本1,000万円とその利息が保護されます。しかし、それを超える部分は保護されません。また、「元本保証」と謳う金融商品(外貨建て保険、仕組預金など)は、実は為替リスクや途中解約リスクを含んでいるケースが多い。銀行員時代、「元本保証ですよ」と言いながら為替リスクの説明を最小限にして外貨預金を売っていた僕が言うのだから間違いありません。「元本保証」の4文字を見たら、必ず「何が保証されていないか」を確認してください

天秤にかけられたリスクとリターンのイメージ

実録|元銀行員が元本割れを3回経験して学んだこと

僕は投資で3回の元本割れ(うち2回は確定損)を経験しています。かっこいい話ではありませんが、失敗から学んだ教訓は何物にも代えがたいものでした。

失敗 1

FXで30万円→0円(2020年)

何が起きたか 「銀行員だから為替に詳しい」と過信してFXに30万円を投入。取り返そうとロットを上げて損失拡大。1ヶ月半でゼロに
元本割れの種類 確定損(全額消失)
学んだ教訓 投機と投資は別物。レバレッジは元本をゼロにする力がある。「知識がある=勝てる」ではない
失敗 2

狼狽売りで-23万円の確定損(2022年)

何が起きたか つみたてNISAのインデックスファンドが市場下落で-23万円の含み損。深夜にスマホで確認し、翌朝売却
元本割れの種類 確定損(自分で売って確定させた)
学んだ教訓 含み損は売るまで確定しない。口座を見なければ売らなかった。「見ない」が最強の防御策
成功

積立を再開し、含み損を乗り越えた(2023年〜現在)

何をしたか 2022年の失敗後、すぐに積立を再開。今度は「口座を見ない」ルールを徹底。自動積立を設定し、確認は3ヶ月に1回のみ
現在の状況 含み益に転じ、安定して資産が成長中
学んだ教訓 失敗しても再スタートできる。大事なのは「完璧に投資すること」ではなく「投資を続けること」

元本割れリスクを最小化する5つの方法

元本割れをゼロにすることはできませんが、リスクを限りなく小さくする方法はあります。この5つを守れば、元本割れに苦しむ確率は劇的に下がります。

1

15年以上の投資期間を確保する

前述のデータの通り、15年以上投資すれば過去データ上元本割れ確率はほぼゼロ。逆に言えば、5年以内に使うお金は投資に回すべきではない。「このお金はいつ使うか?」この問いに「15年以上先」と答えられるお金だけを投資に充ててください。教育費が5年以内に必要なら現金で、老後資金が30年後なら投資で。

2

全世界に分散投資する

1社の株を買うのと、世界3,000社に分散投資するのでは、リスクがまったく違います。1社が倒産すれば投資額は紙くずですが、世界3,000社が同時に倒産することはあり得ない。全世界株式インデックスファンド(オルカン)を選べば、自動的に世界約50カ国・約3,000社に分散。「1つのカゴに全ての卵を入れるな」という格言の完全実践です。

3

ドルコスト平均法で時間を分散する

一括投資は「買った直後に暴落」のリスクがある。毎月定額の積立なら、高い時は少なく安い時は多く買えるため、平均購入単価が自動的に下がります。「いつ買うか」を考える必要がなくなり、高値掴みのリスクが分散される。詳しくはドルコスト平均法の解説記事をご覧ください。

4

生活防衛資金を別に確保する

生活費3〜6ヶ月分を普通預金に確保してから投資を始める。これがないと、急な出費(病気・失業・家電の故障)で投資を売却せざるを得なくなる。売却のタイミングが暴落中だったら最悪。「いつでも売れる」状態と「売らなくていい」状態は全く違います。生活防衛資金は、投資の「精神的な安全装置」です。

5

含み損の時に「絶対に売らない」と決めておく

元本割れが怖い最大の理由は「損失を確定するかもしれない」から。逆に言えば、「どんなに下がっても売らない」と事前に決めておけば、元本割れは永遠に「含み損」のまま。そして長期投資なら、含み損は時間が回復させてくれる。僕はスマホのメモアプリに「暴落が来ても売るな。2022年の23万円を思い出せ」と書いてあります。冷静な時に決めた判断を、パニックの時に守るこれが元本割れに勝つ唯一の方法です。

投資商品別|元本割れリスクの比較一覧

「投資」と一口に言っても、商品によって元本割れのリスクはまったく異なります。元本割れが怖い人が選ぶべきもの絶対に避けるべきものを明確にしました。

投資商品 元本割れリスク 最大想定損失 回復の見込み 怖い人への適性
全世界株式インデックス(積立) 低(15年以上でほぼゼロ) 一時的に-30〜50% 過去100%回復 ◎ 最適
バランスファンド 低〜中 一時的に-15〜30% 回復見込み高い ○ 値動きが緩やか
個人向け国債(変動10年) 極めて低 中途解約で微小な損失 元本保証あり ○ 超安全志向向け
個別株式 中〜高 最悪ゼロ(倒産時) 銘柄による △ まずはインデックスで
FX(レバレッジ取引) 非常に高い 元本以上(追証の可能性) 回復不可能 × 絶対NG
仮想通貨 非常に高い 1日で-20〜30%もありうる 保証なし × 絶対NG

元本割れが怖い人が選ぶべきは表の上3つ。特に全世界株式インデックスの積立が最適です。「値動きすら見たくない」という人には、バランスファンドがおすすめ。株式と債券を自動で混合するため、値動きの振れ幅が小さくなります。

元本割れの「深さ」と「回復」を視覚化する

元本割れが怖い人に伝えたいのは、「下がる深さ」よりも「回復するまでの時間」に注目してほしいということ。過去の主要な暴落で、全世界株式インデックスがどのくらいの期間で回復したかを見てみましょう。

暴落イベント 最大下落率 底値到達までの期間 元の水準に回復するまでの期間 回復後5年のリターン
ブラックマンデー(1987年) -34% 1日(急落) 約2年 +約80%
ITバブル崩壊(2000年) -49% 約2年半 約5年 +約60%
リーマンショック(2008年) -57% 約1年半 約5年半 +約90%
コロナショック(2020年) -34% 約1ヶ月 約5ヶ月 +約70%

最も深刻だったリーマンショックでも、約5年半で完全に回復し、回復後5年でさらに+90%。コロナショックに至ってはわずか5ヶ月で回復。暴落の最中は「もう終わりだ」と感じますが、歴史は「暴落は一時的。回復は必然」と教えてくれています。

暴落の底で売った人

リーマンショックで100万円→43万円。「これ以上下がったら怖い」と売却。57万円の損失が確定。その後市場が回復しても、もう恩恵は受けられない。売った瞬間に「投資家」ではなくなったから。

暴落を耐えて持ち続けた人

リーマンショックで100万円→43万円。怖いけど売らなかった。5年半後に100万円に回復。さらに5年後には190万円に。何もしなかった人が最も報われた。暴落は「安く仕入れるバーゲンセール」だった。

安心感のある日本人家族のリビング

元本割れしても「やめないほうがいい」理由データで証明

実際に元本割れを経験した時、最も重要な判断は「やめない」こと。データがそれを証明しています。

暴落イベント 最大下落率 底値で売った場合 持ち続けた場合(5年後)
ITバブル崩壊(2000年) -49% 100万円→51万円で確定 100万円→約95万円(ほぼ回復)
リーマンショック(2008年) -57% 100万円→43万円で確定 100万円→約135万円(+35%)
コロナショック(2020年) -34% 100万円→66万円で確定 100万円→約170万円(+70%)

リーマンショックの底値で売った人は57%の損失が確定。持ち続けた人は5年後に35%のプラス。同じ暴落を経験しても、「売った人」と「売らなかった人」で結果が正反対になるのです。

元本割れした時のチェックリスト

  • ☐ これは「含み損」であり「確定損」ではない。売らなければ損は確定しない
  • ☐ 投資先は全世界株式インデックス。特定の1社が潰れたわけではない
  • ☐ 過去の暴落は全て回復している。今回も回復する可能性が高い
  • ☐ 生活防衛資金は確保している。今すぐ売る必要はない
  • ☐ 自動積立は止めない。安い時に多く買えるチャンスだ
  • ☐ 口座を見る頻度を減らす。見なければ売りたくならない
一歩を踏み出す足元のクローズアップ

「元本割れが怖い」段階別の処方箋

あなたの状況 おすすめアクション ポイント
怖くてまだ始められない 証券口座だけ開設する(入金不要) 「いつでも始められる」という安心感が恐怖を和らげる
始めたいが元本割れが不安 月100〜1,000円で投資信託を買ってみる 「全部なくなっても缶コーヒー数杯分」。この金額なら元本割れしても痛くない
投資中で含み損を抱えている 口座を見ない。積立を止めない。このページのチェックリストを読む 含み損は確定損ではない。時間が味方。「見ない」が最強の対策
過去に狼狽売りで損失を確定してしまった もう一度積立を再開する。今度は「絶対に売らない」ルールを設定 失敗は学び。僕も23万円を失った後に再開して今はプラス。大事なのは再起

よくある質問

Q. 投資信託で元本割れしたら、マイナスが拡大し続けますか?

投資信託はレバレッジ商品ではないため、投資した金額以上に損失が出ることはありません(追加で支払いが発生することはない)。最悪のケースでも元本がゼロになるだけで、借金が生まれることはありません。ただし、全世界株式インデックスファンドが長期的にゼロになるには「世界中の全企業が同時に倒産する」必要があり、現実的にはありえません。

Q. 元本割れした時に税金は発生しますか?

元本割れ(損失)の状態で売却した場合、税金は発生しません。税金がかかるのは利益が出た場合のみです。むしろ、特定口座で発生した損失は「損益通算」や「繰越控除(3年間)」で、他の利益と相殺して税金を減らすことができます。ただし新NISA口座内の損失は損益通算の対象外です。

Q. 元本割れのリスクがゼロの投資はありますか?

「額面上の元本割れリスクがゼロ」という意味では、銀行の普通預金・定期預金(1,000万円まで)と個人向け国債があります。ただし、この記事で解説した通り、インフレによる「実質的な元本割れ」は発生します。リスクがゼロの金融商品は存在しません。「額面のリスク」と「実質的なリスク」の両方を考慮することが重要です。

Q. リスク許容度が低い場合、どんなポートフォリオがおすすめですか?

株式100%が怖い場合は、「バランスファンド」を検討してください。株式と債券を自動で配分してくれるため、値動きがマイルドになります。例えば「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、国内外の株式・債券・REIT(不動産投信)に均等分散。全世界株式ほどのリターンは期待できませんが、値動きの振れ幅が小さく、元本割れの「心理的な衝撃」を抑えられます。

Q. 暴落で-50%になったら、元に戻るのに+100%必要では?

その通りです。100万円が50万円に下がったら、元に戻るには+100%(倍)必要。これは数学的な事実です。しかしこれは「一括投資した場合」の話。ドルコスト平均法で積立投資している場合は、暴落中に「安い価格で大量に買える」ため、回復に必要な上昇率はもっと小さくなります。リーマンショック直前から積立を始めた人でも5年で元本を回復しているのは、この効果のおかげです。

Q. 家族に「元本割れしたらどうするの」と言われます

この記事の「投資期間別の元本割れ確率」の表を一緒に見てもらうのがおすすめです。15年以上の投資で元本割れ確率がほぼゼロであること、そして「貯金だけではインフレで実質的に元本割れする」ことを、データで示してください。感情ではなくデータで会話すると、理解を得やすくなります。それでも不安なら「月1,000円だけ試してみる。3ヶ月嫌ならやめる」と提案を。

Q. 元本割れを経験したことのあるプロはいますか?

ほぼ全員です。投資のプロでも、一時的な含み損を経験しない人はいません。ウォーレン・バフェットでさえリーマンショックで数兆円の含み損を出しています。大事なのは「含み損を経験したかどうか」ではなく「含み損の時にどう行動したか」。バフェットは暴落時に買い増しました。プロが元本割れを恐れないのは「元本割れは一時的なもの」と知っているからです。

まとめ

元本割れが怖いのは当然です。でもその恐怖の正体は「短期的な値動き」に対する不安であり、15年以上の長期投資では過去データ上ほぼゼロ。一方、「何もしない」ことのリスク(インフレで貯金が実質目減り)は確実に起きます。元本割れは「売る」という行動で初めて確定する。売らなければ、含み損はいずれ含み益に変わるこれが過去データが教えてくれる事実です。

  • 15年以上の長期投資で元本割れ確率はほぼゼロ(過去データ)
  • 元本割れは「売る」まで確定しない。含み損は紙の上の数字に過ぎない
  • 「元本保証=安全」は誤解。インフレで貯金は実質的に元本割れする
  • 過去全ての暴落から市場は回復している。「売らなかった人」が報われた
  • 元本割れリスクを最小化する5つの方法:長期・分散・積立・生活防衛資金・売らないルール

僕自身、FXで30万円を失い、狼狽売りで23万円を失いました。合計53万円の確定損。でも投資をやめなかった。積立を再開し、「売らない」ルールを徹底し、今は資産がプラスで成長しています。失敗しても、やめなければ取り戻せる。資産運用の基本を知りたい方は資産運用の始め方ガイドを、投資への不安がある方は投資が怖い人向けの記事を、長期投資の効果を知りたい方は長期投資の解説記事もあわせてお読みください。

タイトルとURLをコピーしました