全世界株式(オルカン)が初心者におすすめな理由|元銀行員が「なぜ銀行は勧めないのか」を暴露

地球儀を見つめる日本人ビジネスパーソン 投資信託の選び方

WHY ALL COUNTRY IS THE BEST CHOICE

全世界株式(オルカン)が
初心者におすすめな理由
「なぜ銀行は勧めないのか」を暴露

「どの国が伸びるかわからないから、全部買う」
この発想が、投資における最も合理的な戦略です。

オルカン おすすめ 全世界株式 理由 銀行 なぜ勧めない

「オルカンがいいって聞くけど、具体的に何がいいの?」「S&P500のほうがリターン高くない?」「全世界に投資って、成長しない国にもお金を入れてるの?」新NISAで最も人気のある投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」。FP相談50組以上で最も選ばれた銘柄であり、僕自身が毎月5万円を積み立てている銘柄でもあります。この記事では「なぜオルカンが初心者に最適なのか」を7つの理由で徹底解説し、「銀行がオルカンを絶対に勧めない構造的理由」も暴露します。

この記事でわかること

  • オルカンの仕組み世界50カ国・約3,000社に自動分散される仕組み
  • オルカンが初心者に最適な7つの理由
  • オルカンの具体的なスペック(信託報酬・純資産・投資先比率)
  • 「S&P500のほうがリターン高い」に対する回答
  • 銀行がオルカンを絶対に勧めない構造的な理由
  • オルカンの弱点・デメリットも正直に

藤井拓也より(元メガバンク行員・2級FP技能士)

2021年の冬、FPの勉強を進める中でインデックス投資の合理性を学び直していた時のこと。eMAXIS Slim全世界株式のファンド詳細ページを開いて、固まった。信託報酬0.05775%。購入手数料ゼロ。世界約50カ国・約3,000社に自動分散。純資産総額は当時すでに数千億円。

銀行員時代に僕が70代の女性に売った商品は、購入手数料3.3%・信託報酬1.54%のアクティブファンド。投資対象は日本株50社程度。800万円のうち26万4千円が手数料で消え、さらに毎年12万3千円がコストとして引かれ続ける。それに対してオルカンは手数料ゼロ、年間コスト4,620円(800万円の0.05775%)、分散先は3,000社。

なんで銀行はこれを勧めないんだ」怒りと同時に、深い後悔が押し寄せた。あの山田さんにも、あの70代の女性にも、あの80代のおばあさんにも、本当はオルカンを勧めるべきだった。銀行を辞めた今だから、はっきり言います。この記事を読んでいるあなたが選ぶべきは、オルカンです。

オルカンとは?eMAXIS Slim全世界株式の基本スペック

まず「オルカン」の正式名称と基本スペックを整理します。

項目 内容
正式名称 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称 オルカン
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント(国内最大手)
連動する指数 MSCI ACWI(All Country World Index)世界約50カ国・約3,000銘柄
信託報酬(年率・税込) 0.05775%(業界最安水準)
購入時手数料 0円(ノーロード)
純資産総額 約5兆円(国内投資信託で最大級)
分配金 なし(自動で再投資。複利効果が最大化される)
新NISAつみたて投資枠 対象(金融庁の認定済み)
設定日 2018年10月31日

オルカンの投資先どの国にいくら入っているのか

「全世界」と言っても、均等に投資しているわけではありません。各国の時価総額(株式市場の大きさ)に応じて比率が自動調整されます。

国・地域 比率(概算) 代表的な企業 補足
米国 約62% Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA、Alphabet(Google) 世界最大の株式市場。時価総額ベースで圧倒的1位
日本 約5% トヨタ、ソニー、三菱UFJ、キーエンス 世界3位の経済大国。日本株に別途投資しなくてもオルカンに含まれる
英国 約3.5% HSBC、シェル、アストラゼネカ
フランス 約3% LVMH、トタルエナジーズ
カナダ・スイス・ドイツ等 各2〜3% ネスレ、SAP、ショッピファイ等 先進国が全体の約88%を占める
中国 約3% テンセント、アリババ 新興国最大。政治リスクの影響で比率は変動
インド 約2% リライアンス、インフォシス 急成長中。比率は今後増加が見込まれる
その他新興国 約10% 台湾(TSMC)、韓国(サムスン)、ブラジル等 新興国全体で約12%。成長が見込まれる市場を幅広くカバー

ポイントは「比率が自動調整される」こと。米国が成長すれば米国比率が上がり、インドが伸びればインド比率が自動的に上がる。投資家が「どの国に何%配分するか」を考える必要がゼロ。世界経済の成長を丸ごと取り込める「究極のほったらかし投資」がオルカンの本質です。

世界地図と投資データが表示されたタブレット

オルカンが初心者に最適な7つの理由

1

「どの国が伸びるか」を考えなくていい

2000年代初頭、「BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)が次の成長エンジンだ」と言われていました。結果は? ロシアは制裁で投資不能に。中国は不動産バブル崩壊で低迷。ブラジルは期待ほど伸びなかった。一方で「衰退する」と言われた米国はGAFAMの躍進で過去最高値を更新し続けた。どの国が伸びるかは、プロでも予測できない。だからこそ「全部買う」が最も合理的。オルカンは「予測不要の投資」を可能にする。

2

信託報酬0.05775%業界最安水準

1,000万円を保有した場合の年間コストはわずか5,775円。月にすると約481円。缶コーヒー3本分。銀行窓口のアクティブファンド(信託報酬1.5%)なら年間15万円。同じ1,000万円を持っているだけで、年間144,225円(月12,019円)のコスト差。30年で数百万円。

しかもeMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」と宣言。他社が値下げすると追随する実績がある。今後さらに下がる可能性も。

3

純資産約5兆円繰上償還リスクがほぼゼロ

純資産総額約5兆円は日本の投資信託で最大級。繰上償還(ファンドの強制終了)のリスクはほぼゼロ。「途中で商品がなくなる」心配をせずに30年持ち続けられる安心感。投資信託選びで純資産総額100億円以上が目安と解説しましたが、オルカンはその500倍

4

1本で約3,000社に分散究極のリスク分散

個別株投資なら「トヨタが不祥事を起こしたら資産が激減」というリスクがある。でもオルカンなら、トヨタの比率は全体の0.3%程度。1社がどうなっても全体への影響はごくわずか。

投資方法 分散先 1社倒産時の影響
個別株(1社) 1社 投資額の100%が消失
日本株ファンド 数十〜数百社 投資額の0.5〜5%
オルカン 約3,000社(50カ国) 投資額の0.03〜0.3%(ほぼ影響なし)
5

判断が1つもいらない「選ぶ」のはこの1本だけ

S&P500を選ぶなら「米国が今後も世界経済の中心であり続けるか」を判断する必要がある。先進国株式なら「新興国を入れるか除くか」を判断する必要がある。でもオルカンなら判断ゼロ。「全部買う」なので、どの国が伸びても、どの国が衰退しても、自動的に対応される。投資判断の回数を最小化できることが、長期投資を続けるための最大の武器。判断が少ないほどミスが減り、ストレスが減り、続けやすい。

6

新NISAで最も人気「みんなが選ぶ」には理由がある

SBI証券・楽天証券ともに、つみたてNISAの積立設定ランキングでオルカンが常に1位。FP相談50組以上でも約35組(70%)がオルカンを選びました。人気=正解とは限りませんが、この場合は正解です。コスト最安、分散最大、純資産最大、運用会社が大手投資信託選びの全条件を最高レベルで満たしているのがオルカンだから、みんなが選ぶ。

7

「日本円の給料+日本の年金」に対するリスク分散

多くの日本人は、給料を日本円で受け取り、年金も日本円。住宅も日本にある。つまり生活基盤が「日本」に極度に集中している。ここに日本株ファンドを追加すると、日本リスクがさらに集中する。オルカンなら資産の約95%が日本以外の通貨建て(ドル・ユーロ等)。「日本がダメになっても資産は守られる」というカントリーリスクの分散ができるのがオルカンの隠れたメリットです。

オルカンの1,000万円保有コストを他ファンドと比較

「信託報酬0.05%」の凄さを実感するために、1,000万円を各ファンドで10年・20年・30年保有した場合の累計コストを比較します。

ファンド 信託報酬 年間コスト 10年累計 20年累計 30年累計
オルカン(0.05775%) 0.05775% 5,775円 約5.8万円 約11.6万円 約17.3万円
バランスファンド(0.5%) 0.5% 5万円 約50万円 約100万円 約150万円
ひふみプラス(1.078%) 1.078% 10.8万円 約108万円 約216万円 約323万円
ファンドラップ(1.5%) 1.5% 15万円 約150万円 約300万円 約450万円

オルカンの30年累計コスト約17.3万円に対し、ファンドラップは約450万円。差額は約433万円。同じ1,000万円を同じ市場で運用しても、「維持費」だけでこれだけ変わる。しかもこの計算は「元本1,000万円が変わらない前提」。実際は運用で増えた分にも信託報酬がかかるため、複利でコスト差はさらに拡大します。

5,775円

オルカン 1,000万円保有の年間コスト

= 月481円。缶コーヒー3本分

150,000円

ファンドラップ 1,000万円保有の年間コスト

= 月12,500円。毎月の外食ランチ代

世界経済の成長力「全世界に投資する」ことの意味をデータで理解する

「全世界に投資する」とは、世界経済の成長そのものに乗るということ。世界のGDPは過去50年間でどのくらい成長したか。

世界のGDP(名目・米ドルベース) 30年前からの成長
1975年 約6兆ドル
1995年 約30兆ドル 5倍
2005年 約47兆ドル 1.6倍(10年)
2025年 約110兆ドル 2.3倍(20年)。1975年比で約18倍

50年で世界のGDPは約18倍。戦争、パンデミック、金融危機さまざまな困難を経ても、世界経済は長期的に右肩上がりで成長し続けている。人口が増え、技術が進歩し、生産性が向上する限り、この成長は今後も続くと考えられています。オルカンはこの「世界経済の成長」を丸ごと取り込むための道具。世界が成長する限り、オルカンも成長するこれが「全世界に投資する」ことの本質的な意味です。

シンプルなデスクにスマートフォン1台だけの風景

「S&P500のほうがリターン高いのでは?」への回答

必ず出てくるこの質問に、データで答えます。

比較項目 オルカン(MSCI ACWI) S&P500
投資先 世界50カ国・約3,000社 米国のみ・500社
信託報酬 0.05775%(安い) 0.08140%
過去10年の年平均リターン 約8% 約12%(S&P500が上)
米国比率 約62%(自動調整) 100%(固定)
米国が衰退した場合 他国(インド・中国等)の比率が自動で上がる 直撃。回復しない可能性
「判断」の必要性 ゼロ(全世界に自動分散) 「米国が今後も世界の中心であり続けるか」の判断が必要

過去10年のリターンはS&P500が上。これは事実です。しかし「過去10年」は「未来10年」ではない。

1990年代:「日本株が最強」と言われていた

1989年、日経平均は38,915円の史上最高値。「日本経済は世界を制する」と言われていた。その後バブル崩壊。日経平均が同じ水準に戻るまで35年かかった。あの時「日本株100%」で投資していた人は35年間含み損を抱え続けた。

もしオルカンが1989年に存在していたら

日本のバブル崩壊で日本株比率は自動的に低下。代わりに好調な米国やその他の国の比率が上昇。日本の暴落の影響を全世界の成長が吸収してくれた。1カ国に賭ける恐ろしさと、全世界に分散する安心感の違い。

僕の結論

過去のリターンはS&P500が上。でも「次の30年も米国が勝つ」と100%確信できるか?できないなら、全世界に分散するオルカンが合理的。米国が伸び続ければオルカンの62%が米国なので十分に恩恵を受けられる。米国以外が伸びた場合もオルカンなら自動でカバーされる。「どっちに転んでもOK」の保険がオルカン。S&P500は「米国一択の片賭け」。初心者に賭けはさせたくない。

銀行がオルカンを勧めない「構造的な理由」

インデックス vs アクティブの記事でも触れましたが、銀行がオルカンを勧めない理由を具体的な数字で示します。

項目 オルカンを1,000万円販売した場合 手数料3.3%のアクティブを1,000万円販売した場合
購入時手数料(銀行の収入) 0円 33万円
信託報酬のうち銀行の取り分(年間) 約1,500〜3,000円 約5〜8万円
銀行員のノルマ達成への貢献 ほぼゼロ(数字にならない) 大きい(月のノルマに大幅寄与)

銀行にとってオルカンを売るのは「タダ働き」。同じ1,000万円を扱うなら、購入手数料33万円+年間手数料数万円が入るアクティブファンドを売るのが合理的。銀行員の人事評価は「どれだけ手数料を稼いだか」で決まる。オルカンを勧めても評価は1円も上がらない。これが銀行窓口で投資信託を買ってはいけない理由の核心です。

2015年のある日「お客さんにはSBI証券で開設してほしい」と思った瞬間

入行5年目の秋。常連のお客さんから「息子が社会人になって投資を始めたいと言っている。うちの銀行で口座を開いた方がいいかしら?」と聞かれた。息子さんは25歳。これから30年以上の長期投資ができる年齢。ネット証券でオルカンを月3万円積み立てれば、30年後に約2,497万円(年利5%)。手数料は年間わずか数千円。一方、うちの銀行で口座を開いたら、手数料3%のアクティブファンドを勧めるのがノルマの都合上ほぼ確実。心の中で「SBI証券でオルカンを買ってください」と叫んだ。でも口から出た言葉は「ぜひお待ちしております」。あの日の自己嫌悪が、今この記事を書く原動力になっています。

長期的な成長チャートを表示するノートパソコン

オルカンの弱点・デメリット正直に書きます

オルカンは最強の選択肢ですが、弱点もあります。正直に書きます。

弱点①:米国株100%に比べるとリターンが低い可能性

過去10年のリターンはS&P500のほうが上。米国1強が今後も続くなら、S&P500のほうがリターンは高い。ただし「今後も続く保証」はなく、日本のバブル崩壊の例が示す通り、1カ国に集中するリスクは大きい。リターンを最大化したいならS&P500、リスクを最小化したいならオルカン。初心者にはリスク最小化のオルカンを推奨。

弱点②:新興国のリスクも含む

全世界に投資する=新興国(中国・インド・ブラジル等)のリスクも取る。新興国は政治リスク・規制リスク・為替リスクが先進国より大きい。ただし新興国比率は全体の約12%。影響は限定的。「新興国リスクがどうしても嫌」なら、eMAXIS Slim先進国株式(新興国を除外)を選ぶ手もある。

弱点③:為替リスクがある

オルカンの約95%は外貨建て資産。円高になると円換算の評価額が下がる。ただし長期投資では株式のリターンが為替変動を上回る傾向があり、為替リスクを過度に心配する必要はない。「為替ヘッジあり」のファンドもあるが、ヘッジコストがかかるため長期では「ヘッジなし」が一般的。

弱点④:退屈

「毎月同じファンドに同じ金額を積み立てるだけ」。銘柄選びのワクワクも、売買の達成感もない。しかし前回の記事で書いた通り、「退屈」は投資における最大の褒め言葉。退屈な投資こそ、30年で2,497万円を生む。

弱点を踏まえた上での結論

オルカンには弱点がある。しかし全ての弱点を加味しても、「信託報酬最安+分散最大+純資産最大+判断ゼロ」の組み合わせに勝る選択肢は現時点で存在しない。完璧な投資信託はこの世に存在しないが、オルカンは「最も完璧に近い」投資信託です。

オルカンの月3万円×30年シミュレーション

オルカンで月3万円を30年積み立てた場合のシミュレーション。年利3%(控えめ)・5%(標準)・7%(楽観)の3パターン。

年利 元本 10年後 20年後 30年後 運用益
3%(控えめ) 1,080万円 約419万円 約985万円 約1,748万円 +668万円
5%(標準) 1,080万円 約466万円 約1,233万円 約2,497万円 +1,417万円
7%(楽観) 1,080万円 約520万円 約1,563万円 約3,661万円 +2,581万円

控えめな年利3%でも30年で約1,748万円。元本1,080万円に対して+668万円の運用益。年利5%なら運用益1,417万円が元本1,080万円を上回る。しかもこの運用益が新NISAなら全額非課税。年利5%・月3万円・30年で節税額は約288万円。オルカン×新NISA×30年=最強の資産形成の方程式です。

投資を始める決断をした日本人カップルの笑顔

オルカンの「よくある疑問」を一気に解消

「全世界に投資=成長しない国にもお金を入れてる?」

はい、でも問題ありません。オルカンは時価総額加重平均。成長しない国の比率は極めて小さい(例:南アフリカは0.3%程度)。成長する国の比率が自動で上がるため、「成長しない国に大量のお金を入れている」わけではない。

「日本株にも別途投資すべき?」

不要です。オルカンには日本株が約5%含まれています。日本株の比率を意図的に上げたい特別な理由がなければ、オルカン1本で日本株もカバーされている。むしろ「給料も年金も日本円」の日本人こそ、投資では日本以外に分散すべき。

「オルカンとS&P500、半々で持つのはアリ?」

アリですが、実質的な意味は薄い。オルカンの中身は約62%が米国株。S&P500を半々で加えると、ポートフォリオ全体の米国比率が約81%に。「分散」のつもりが「米国偏重」になる。迷うならオルカン1本のほうがシンプルで管理も楽。

「eMAXIS Slim以外のオルカンはダメ?」

ダメではない。SBI・V・全世界株式インデックスや楽天・全世界株式インデックスも優秀。ただしeMAXIS Slimは「業界最低水準」宣言があり、純資産も最大。総合力でeMAXIS Slimを選んでおけば間違いない。同じ指数に連動するなら中身はほぼ同じなので、コストが最も安いものを選ぶのが合理的。

よくある質問

Q. オルカンの基準価額が下がっている時は買わないほうがいい?

むしろ買うべきタイミングです。ドルコスト平均法で積立投資をしていれば、基準価額が下がった時は同じ金額でより多くの口数が買えます。「安い時に多く買える」のが積立投資のメリット。基準価額が下がったからといって積立を止めたら、そのメリットを自分から放棄することになります。

Q. オルカンが暴落したら、全世界の株が下がるということ?

はい。世界的な暴落(リーマンショック、コロナショック等)ではオルカンも下落します。ただし暴落後に回復するのも世界的。過去のどの暴落でも、全世界株式は5年以内に回復しています。「全世界が同時に下がる」=「全世界が同時に回復する」。1カ国に集中するよりもリスクが分散されていることに変わりはありません。

Q. オルカンを一生持ち続けていいですか?

はい。オルカンは「積み立てて、持ち続けて、必要な時に少しずつ取り崩す」という使い方が最も合理的。65歳で全額売却する必要はなく、「4%ルール」(毎年資産の4%を取り崩す)を使えば、資産を減らさずに老後の生活費を賄える可能性もあります。「一生持ち続ける」は、オルカンの最も正しい使い方です。

Q. オルカンを100万円一括で買うのと、月3万円で積み立てるのとではどちらがいい?

理論上は一括投資のほうがリターンが高くなる確率が約60〜70%。しかし一括投資は暴落のタイミングと重なった場合の精神的ダメージが大きく、狼狽売りのリスクがある。初心者には月3万円の積立を強くおすすめします。積立なら暴落が来ても「安く買えるチャンス」になる。100万円があるなら、6〜12ヶ月に分けて段階的に投入するのがベスト。

Q. 結局、オルカン1本だけで資産形成は完結しますか?

完結します。世界約50カ国・約3,000社に分散投資、信託報酬0.05775%、純資産5兆円超、新NISAの非課税枠で運用これ以上何が必要でしょうか? 2本目のファンドを追加する必要はなく、債券を組み合わせる必要もなく(リスク許容度が低い人を除く)、オルカン1本×新NISAつみたて投資枠×クレカ積立で資産形成の「最適解」が完成します。

Q. 藤井さん自身はオルカンを買っていますか?

はい。SBI証券の新NISA口座で、eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を毎月5万円、三井住友ゴールドNLのクレカ積立で購入しています。銀行を辞めた直後は月1万円からのスタートでした。2年かけて1万円→2万円→3万円→5万円と段階的に増額。自分のお金の90%以上をオルカンに集中しています。「自分が最も信じている商品」だからこそ、自分のお金を全力で入れています。

まとめ

eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)は、投資信託選びの「最適解」です。世界50カ国・約3,000社に自動分散、信託報酬0.05775%で業界最安、純資産約5兆円で繰上償還リスクゼロ。「どの国が伸びるかわからないから全部買う」この発想が、投資における最も合理的な戦略です。

  • 信託報酬0.05775%:1,000万円保有で年間コストわずか5,775円(月481円)
  • 世界約3,000社に分散:1社倒産しても影響は0.03〜0.3%
  • 判断ゼロ:国の成長予測も、銘柄選びも、リバランスも全て自動
  • 月3万円×30年(年利5%)で約2,497万円。新NISAなら約288万円が非課税
  • S&P500より過去リターンは低いが、「1カ国リスク」がないのが最大の強み
  • 銀行が勧めない理由:銀行の手数料収入がほぼゼロだから(構造の問題)
  • FP相談50組中35組(70%)が選んだ。新NISAの積立設定ランキング常時1位

手数料3%のアクティブファンドを8年間売り続けた元銀行員が、今自分の資産の90%以上を託しているのがオルカンです。「あの時オルカンを知っていれば」お客さんに対する僕の最大の後悔を、あなたには絶対にさせたくない。今日、新NISAの口座を開設して、オルカンの積立を設定してください。具体的な銘柄比較はおすすめ銘柄ランキング、選び方のポイントは投資信託の選び方3つのポイントもあわせてお読みください。5分の設定が、あなたの30年後を変えます。

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