HOW TO OPEN A BROKERAGE ACCOUNT
証券口座の開設方法を
初心者向けにゼロから解説
最短5分で申込完了
「うちで口座開かないでください」と心の中で叫んでいた元銀行員が、
正しい口座開設の全手順を徹底解説します。
「証券口座って、開設するのに何が必要?」「手続きは難しい?」「何日くらいかかるの?」投資を始める最初の関門が「証券口座の開設」。でも安心してください。スマホ1台あれば、最短5分で申込が完了します。Amazonで買い物するのと変わらないレベルの簡単さ。この記事では、証券口座の開設に必要なもの、申込から取引開始までの全手順、初心者がつまずきやすいポイントと対処法を、ゼロから丁寧に解説します。
この記事でわかること
- 証券口座の開設に必要な3つのもの
- 申込から取引開始までの全手順(7ステップ)
- NISA口座の同時開設方法と注意点
- 「特定口座」と「一般口座」の違い初心者が選ぶべきは?
- 初心者がつまずきやすい5つのポイントと対処法
- 口座開設後にやるべき3つの初期設定
藤井拓也より(元メガバンク行員・2級FP技能士)
銀行を辞めた後、10社以上の証券口座を開設しました。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券……全て自分で手続きして、どこが簡単でどこがわかりにくいかを体験済みです。
結論から言うと、どの証券会社もスマホから5〜10分で申込が完了します。難しいことは一つもない。ただし「口座の種類」「NISA口座の同時開設」「特定口座の選択」など、初めてだとわからない選択肢がいくつかある。そこで迷って手が止まる人が多い。この記事では、その「迷いポイント」を全て先回りして解説します。
証券口座の開設に必要な3つのもの
口座開設の前に、以下の3つを手元に用意してください。全て揃っていれば、5分で申込完了です。
必須①
マイナンバー確認書類
以下のいずれか1つ。
| おすすめ | マイナンバーカード(これ1枚でOK) |
| 代替① | 通知カード+運転免許証 |
| 代替② | 通知カード+パスポート or 健康保険証 |
マイナンバーカードがあれば最速。持っていない場合は通知カード+本人確認書類の組み合わせ。
必須②
銀行口座(入出金用)
証券口座への入金・出金に使う銀行口座が必要です。普段使っている口座でOK。SBI証券なら住信SBIネット銀行、楽天証券なら楽天銀行と連携すると入出金が即時・無料になるので便利。
必須③
メールアドレス
口座開設の確認メール、ログインID・パスワードの通知などに使います。普段使っているメールアドレスでOK。GmailやYahooメールなどフリーメールでも問題ありません。
これだけ!
「証券口座の開設」と聞くと大げさに感じますが、必要なものはマイナンバーカード・銀行口座・メールアドレスの3つだけ。印鑑も不要、窓口に行く必要もなし。スマホ1台で全て完結します。
口座開設の全手順7ステップで完全解説
ここからは実際の手順を解説します。SBI証券と楽天証券で多少画面が異なりますが、大まかな流れは同じです。
証券会社の公式サイトにアクセスする
SBI証券または楽天証券の公式サイトを開き、「口座開設」ボタンをクリック。SBI証券と楽天証券の比較記事でどちらを選ぶか決めていない方は、まずそちらを読んでから。
⚠️ 注意:検索結果の広告リンクに注意。必ず「公式サイト」であることを確認してから進んでください。URLに「sbi」「rakuten-sec」が含まれていることを確認。
メールアドレスを登録する
メールアドレスを入力すると、確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックして、本登録に進みます。迷惑メールフォルダに入っていないか確認してください。
個人情報を入力する
氏名、生年月日、住所、電話番号、職業などを入力します。ここで初心者が迷うポイントが2つあります。
迷いポイント①:口座の種類
「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでください。これを選べば、利益が出た時の税金を証券会社が自動で処理してくれるので確定申告が不要。初心者はこれ一択です。
迷いポイント②:NISA口座の同時開設
「NISA口座を同時に申し込む」を選んでください。後から申し込むこともできますが、同時のほうが手間が少ない。つみたて投資枠を使うなら必須です。
本人確認書類をアップロードする
マイナンバーカードをスマホのカメラで撮影してアップロードします。
| 本人確認の方法 | 必要なもの | 審査完了までの目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| スマホで撮影(eKYC) | マイナンバーカード | 最短即日〜翌営業日 | ◎(最速) |
| 画像アップロード | 通知カード+運転免許証等 | 2〜3営業日 | ○ |
| 郵送 | 各種本人確認書類のコピー | 1〜2週間 | △(遅い) |
マイナンバーカード×eKYC(電子本人確認)が最速。スマホの指示に従ってカードを撮影し、顔写真を撮るだけ。
申込完了ここまで約5分
以上で申込は完了。あとは証券会社側の審査を待つだけです。eKYCなら最短即日〜翌営業日、画像アップロードなら2〜3営業日、郵送なら1〜2週間で審査が完了します。「思ったより簡単だった」と感じるはず。実際、Amazonの会員登録より少し情報が多いだけです。
ログインID・パスワードを受け取る
審査完了後、メール(または郵送)でログインID・パスワードが届きます。初回ログイン時にパスワードの変更を求められるので、安全なパスワードに変更してください。このID・パスワードは大切に保管。パスワードマネージャーの利用を推奨します。
初期設定を行い、積立を開始する
ログインしたら、以下の初期設定を行います。これが完了すればいよいよ投資デビューです。
口座開設後にやるべき3つの初期設定
クレジットカードを登録する(クレカ積立用)
SBI証券なら三井住友カード、楽天証券なら楽天カードを登録します。クレカ積立を使うとポイント還元があり、引落も自動化されるので手間ゼロ。
SBI証券の場合
マイページ → 「クレジットカード」→ 三井住友カードの情報を入力。初回設定に数分。翌月の積立から反映。
楽天証券の場合
マイページ → 「楽天カードクレジット決済」→ カード情報を入力。楽天ポイント投資の設定もここで行う。
銀行口座を連携する(入出金の自動化)
SBI証券×住信SBIネット銀行、楽天証券×楽天銀行それぞれ連携すると入出金が即時・無料になります。
| 証券会社 | 連携先銀行 | 連携名称 | メリット |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 住信SBIネット銀行 | SBIハイブリッド預金 | 入出金が即時・無料。預金金利も優遇 |
| 楽天証券 | 楽天銀行 | マネーブリッジ | 入出金が即時・無料。普通預金金利が最大年0.1%に |
連携先の銀行口座を持っていない場合は、後から開設してもOK。クレカ積立をメインにするなら、銀行連携は必須ではありません。
つみたて投資枠で積立設定をする
ここが最も重要なステップ。以下を設定します。
| 銘柄 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がおすすめ。迷ったらこれ一択。詳しくはおすすめ銘柄の記事を参照 |
| 積立金額 | 「なくなっても困らない額」から。月1,000円でもOK。慣れたら増額 |
| 引落方法 | クレジットカード積立(ポイント還元あり)がおすすめ |
| 積立日 | クレカ積立の場合は毎月1日(固定)。銀行引落なら任意の日を選択 |
| 口座区分 | 「NISA(つみたて投資枠)」を選択 |
この設定が完了したら、あとは放置でOK。毎月自動で買い付けが行われます。口座チェックは月に1回で十分。これであなたも投資家です。
「特定口座」と「一般口座」初心者が選ぶべきは?
口座開設時に選ぶ「口座の種類」で迷う人が多い。選択肢は3つありますが、初心者は「特定口座(源泉徴収あり)」一択です。
| 口座の種類 | 確定申告 | 税金の処理 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 特定口座(源泉徴収あり) | 不要(証券会社が自動処理) | 利益が出たら自動で20.315%が徴収される | ◎ 初心者はこれ一択 |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 必要(年間の利益が20万円を超えた場合) | 証券会社が計算書を作ってくれるが、申告は自分で | △ |
| 一般口座 | 必要(自分で計算・申告が必要) | 全て自己管理 | × 初心者は選ばない |
なぜ「源泉徴収あり」がベスト?
「源泉徴収あり」を選べば、確定申告は一切不要。利益が出た時の税金は証券会社が自動で計算して徴収してくれます。そもそもNISA口座内の利益は非課税なので、新NISAで積立投資するだけなら税金の心配はゼロ。特定口座はNISA枠を超えた分の投資で必要になります。
NISA口座の同時開設知っておくべき5つのポイント
NISA口座は1人1口座
複数の金融機関で同時にNISA口座を持つことはできません。SBI証券で開設したら、楽天証券では持てない。だからこそ最初の選択が重要。銀行窓口では絶対に開設しないでください。
税務署の審査に1〜2週間かかる場合がある
証券口座自体は数日で開設されますが、NISA口座は税務署の確認が必要なため、追加で1〜2週間かかる場合があります。「仮開設」として先に積立設定ができる証券会社もあるので確認を。
他社のNISA口座を持っている場合
すでに他の金融機関でNISA口座がある場合、同時開設はできません。先に現在のNISA口座を廃止してから、新しい証券会社で開設する必要があります。変更手続きの詳細は各証券会社のサポートに確認してください。
18歳未満はNISA口座を開設できない
新NISAは18歳以上の日本居住者が対象。17歳以下のお子さんの名義ではNISA口座は作れません。お子さんのために投資したい場合は、親名義のNISA口座で運用するのが一般的です。
旧NISAの保有商品はどうなる?
旧NISA(つみたてNISA・一般NISA)で保有中の商品は、非課税期間が終了するまでそのまま保有できます。新NISAへの移管(ロールオーバー)はできませんが、旧NISAの商品を売却する必要もありません。旧NISAと新NISAは完全に「別枠」として管理されます。
口座開設から投資デビューまでのタイムライン
「申込してから実際に投資できるまで何日かかるの?」最も多い質問にタイムラインで答えます。
Day 0(今日)
口座開設を申し込む(5分)
公式サイトにアクセスし、個人情報入力→本人確認書類アップロード→申込完了。ここまで5分。あとは審査を待つだけ。この記事を読み終わったら今すぐやってください。
Day 1〜2
証券口座の開設完了(メール通知)
eKYCなら翌営業日にはログインID・パスワードがメールで届く。初回ログインしてパスワードを変更。ここまで「自動」で進みます。
Day 2〜3
初期設定を行う(10分)
クレジットカード登録、銀行口座連携、積立銘柄・金額の設定。全部で10分程度。ここが「投資家としての第一歩」。
Day 7〜14
NISA口座の開設完了(税務署確認完了)
NISA口座は税務署の確認が必要なため、証券口座より少し遅れる。「仮開設」で先に積立設定ができるケースもあり。
翌月1日
初回の積立買付が実行される
クレカ積立の場合、毎月1日(SBI証券)に自動で買い付け。設定したオルカンの口数が自動で購入される。あなたは何もしなくてOK。
以降、毎月自動
あとは放置するだけ
毎月自動で積立が行われ、複利で資産が成長していく。口座チェックは月1回で十分。30年後、あなたは「あの日申し込んでよかった」と思うはずです。
SBI証券 vs 楽天証券口座開設の「やりやすさ」比較
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 申込ページのわかりやすさ | ○(情報が多いがステップは明確) | ◎(画面がシンプルで迷いにくい) |
| eKYC(スマホ本人確認) | あり(最短翌営業日) | あり(最短翌営業日) |
| NISA口座の同時開設 | 可能(チェックボックスで選択) | 可能(チェックボックスで選択) |
| 初回ログイン後の初期設定 | やや複雑(設定項目が多い) | シンプル(ガイド付き) |
| 総合的な「開設しやすさ」 | ○ | ◎(初心者に優しい) |
口座開設の「やりやすさ」では楽天証券がやや上。画面がシンプルで、初心者でも迷いにくい設計です。SBI証券は機能が多い分、画面の情報量が多く、最初は少し戸惑うかもしれません。ただしどちらもスマホから5分で申込できるレベル。差は「5分で終わるか、7分かかるか」程度です。
初心者がつまずきやすい5つのポイントと対処法
FP相談で「口座開設でここがわからなかった」と相談された頻出ポイントを5つピックアップ。
| つまずきポイント | よくある状況 | 対処法 |
|---|---|---|
| マイナンバーカードの写真がうまく撮れない | 反射して文字が読めない、ピンボケする | 直射日光を避け、白い机の上で撮影。フラッシュはOFF。カード全体が画面に収まるように |
| 「特定口座」「一般口座」の選択で迷う | 違いがわからず手が止まる | 「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶ。これだけ覚えておけばOK |
| 「投資経験」を聞かれて嘘をつくべきか迷う | 「未経験」と答えたら審査に落ちるのでは? | 正直に答えてください。未経験でも審査には通ります。虚偽の申告は規約違反です |
| 確認メールが届かない | 申込後に届くはずのメールが来ない | 迷惑メールフォルダを確認。それでもない場合は、メールアドレスの入力ミスの可能性→再申込 |
| 住所変更したばかりでマイナンバーカードの住所が旧住所 | 引越し後にカードの住所変更手続きをしていない | 市区町村の窓口でマイナンバーカードの住所変更を先に行う。カードの住所と現住所が一致していないと審査に通らない場合がある |
口座開設にかかる日数の目安
| 証券会社 | 申込方法 | 証券口座の開設 | NISA口座の開設 | 積立開始可能日 |
|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | スマホ(eKYC) | 最短翌営業日 | 1〜2週間(税務署確認) | 仮開設で先に設定可能な場合あり |
| 楽天証券 | スマホ(eKYC) | 最短翌営業日 | 1〜2週間(税務署確認) | 仮開設で先に設定可能な場合あり |
| (参考)郵送申込 | 郵送 | 1〜2週間 | さらに1〜2週間 | 合計2〜4週間 |
スマホのeKYCを使えば、申込から翌営業日には証券口座が使えるようになる。NISA口座は税務署の確認に時間がかかりますが、仮開設で先に積立設定ができるケースもあります。「思い立ったが吉日」で申し込めば、1週間以内には投資を始められます。
口座開設時の「よくある間違い」チェックリスト
✅ 申込前にチェックこれを間違えると後が面倒
☐ 口座の種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を選んだ
☐ NISA口座の同時開設を申し込んだ
☐ 証券会社はネット証券(SBI or 楽天)を選んだ(銀行ではない)
☐ マイナンバーカードの住所が現住所と一致している
☐ 投資経験の質問には正直に回答した
☐ メールアドレスに入力ミスがない
全てにチェックが入っていれば、安心して申込に進めます。
よくある質問
まとめ
証券口座の開設は、マイナンバーカード・銀行口座・メールアドレスの3つがあればスマホから最短5分で申込完了。難しいことは一つもありません。
- 必要なもの:マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)、銀行口座、メールアドレス
- 口座の種類は「特定口座(源泉徴収あり)」一択。NISA口座も同時に申し込む
- eKYC(スマホ本人確認)で最短翌営業日に開設完了
- 開設後はクレカ登録→銀行連携→積立設定の3つの初期設定を行う
- 口座開設は無料。使わなくてもデメリットはゼロ
この記事を読み終わったら、SBI証券か楽天証券のサイトを開いて申込を始めてください。本当に5分で終わります。証券会社選びがまだの方はSBI証券 vs 楽天証券の比較を、銘柄選びはおすすめ銘柄ランキングを、新NISAの全体像は新NISAの始め方をあわせてお読みください。


